2008年1月27日日曜日

去年のことを、いまさらのように

いまさらながら、去年のことを。すっかり忘れてしまわないうちに。

・最も印象に残った舞台
ベケットラジオ「カスカンド」
岡田演出と松井・増田変態コンビが生み出したまさに稀有な体験。

・最もキュンときた女優
「シェイクスピア・ソナタ」の伊藤蘭さん。
ラスト近く、不倫相手と二人で行った食べ物屋のことを語るシーンは、ほんと、切なかった。

他にも素晴らしい芝居を沢山観たし、がっかりすることもそれ以上にあった。所詮、一観客の好みでしかないのだけれど。何にせよ、「場を共有する」悦びは、何ものにもかえがたい。それが、クリエイティビティと想像力に溢れていればなおよし。

芝居小屋に年間210回くらい足を運んだ。これは、もう二度と僕には起こらないことだろうから、今のうちに自慢しときます。年間200本以上観ている人は、エラい。かなりムリして観ないと出来ません。
そういうことが分かりました。

だから、芝居を沢山観てる人には、敬意を払います。でも、だからといって、良い芝居をかぎ分ける嗅覚が発達するかといえば、必ずしもそうではない。僕は嗅覚発達しませんでした。むしろ自分に合わない芝居との出会いが増えた気がする。

「自分の好みがより明らかになった」とは言えるけれど。

今年も、すばらしい芝居との出会いを楽しみにしています。

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