2007年11月26日月曜日

三条会 若草物語

25/11/2007 ソワレ

そしてまた千葉へ、四姉妹を観に行きました。
今回は、素直に楽しんだ。風邪を引いていて余計なところに頭が回らなかったからかもしれない。かなり受身になってしまったが、そういうものとして、素直に受け入れて楽しんだ。

若草物語の各章を順繰りに、適当に、ピックアップして読んで/演じていく。
このプロセスは、若草物語を観客に伝えようとしているのではなくて、若草物語を読む中で構成・演出のこころがどのように動いたかを伝えようとしている、と見えた。それを辿ってみせてくれているのが楽しかった。

プロットを作る側と読む側の間に身を置いて、そこから何が見えてくるか、どんなスペクトルを付け加えられるか。そこが三条会の勝負どころなのだろうか?

一方で、さらにもう一歩進んで、そこに観客としての自分がどのような妄想をくっつけて膨らませていけるのかは、小生の今後の課題として残されたままである。素直に受け入れる客ばかりで勘弁してくれる劇団ではないのではないかと思っている。

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