27/05/2007 ソワレ
幸福な舞台である。
誰が幸福かといえば、岩井氏と志賀さんである。
自らのトラウマや生傷を舞台に載せるという岩井氏が、顔にマジックで皺を書き入れずに自分の妄想を嬉々として体現することのできる志賀さんを得たのであるからして、これが幸せでないわけが無い。
1年で3歳分年をとる大学生志賀ちゃん
という発想の時点で「勝った」と思って全く差し支えないけれども、それを一身に引き受けてもらえる幸せさよ。
観劇直後には思いつかなかったが、今朝になって、「何がこの芝居を愛されるものにしたのか」は、そこら辺にあるような気がしてきたのだ。
マドンナマチコちゃんが本当に可愛く書けているのにも感心したし、それを石橋亜希子がまた本当に可愛く演じていたし、佐々木役の星野秀介の肌のつやと志賀ちゃんさんの顔を並べて見ることの可笑しさも良い。
品川幸雄にモデルがいて、かつ、そのモデルに「あなたがモデルです」がきちんと断ってあるというのも驚きだったし。
おそらく、この芝居を「作・演出と主演男優の間のべたべたした幸せ感」で片付けるのはあまりにも乱暴に過ぎて、かつ、それが眼に入ったために見逃 したところが多々あると思うのだけれど、でも、僕が感じたのは、そしてこの芝居から目が離せなかったのは、そのべたべた感に理由があったのではないかと考 えています。
あ、そういえば、本日は、昼はヤマちゃん、夜はタケちゃんと、Novaのお二人の追っかけをしてしまった。40にもなってこんな人たちの追っかけとは、わしも仲々イキである。
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