2007年1月14日日曜日

南河内万歳一座 百物語

巧拙が豪快に入り乱れる80年代肉体ロマン派芝居。

幕開け子供のシーンは全部台詞の頭に間が入ってこりゃまいった学芸会かと思わせておいて、色物シーンに入ってのキレと迫力、最初のはあれは実力隠してたんかい!とうなる。
夫婦のシーンはたるいが、当劇団80年代からの売り物の四畳半(今回は六畳だけれど)異次元空間が炸裂すると一気に引き込まれる。今じゃ唐すらも 使っていない三人組と、ずぶ濡れで登場(お定まりの面切ってブルブルッ付き)四人組が登場するに至って時間を忘れ、気が付けば大ロマン派の大団円。

80年代、アリスでみておけばよかった。激しい後悔の念に襲われる。

しかし、何だか、冒頭とか、動きの無いシーンでの「拙」というか、ぞんざいさというか、これは、何とかならないんでしょうか?26年芝居書いてて上手くないんじゃ、きっと、本人に上手になる気が無いんだろう。
「だって、トータルで面白かったんだろ?」
って言われそうだ。
ええ、面白かったです。次も楽しみにしています。

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