2007年1月16日火曜日

東京乾電池 ピンクの象と五人の紳士

まず、当日パンフ。

芝居をやるのは何の足しにもならないくだらないことです。
そういうところがいいんです。
   柄本明

とあって、いきなり、その御言葉に感動する。
この、感動の押売が大流行な中にあって、真底キラキラと光る言葉である。

総じて若い役者陣、きっと、
「余計なことしなくても、君達はじゅうぶん面白いんだよ」
と言われて稽古してるんじゃないかなぁ、と思う。
目障りな演技、耳障りなアクセントが無くて、すっと入れる。
そして面白い。目が離せない。

そうやって、余計なことをさせてないはずの演出家が、小道具のサンドイッチ5枚の代わりに、おむすび5個を用意させている。役者、素でふきだす。
そのシーンに限らず、役者、素で笑っちゃう(何がおかしいんだかは分からないけど、きっととっても面白いことが役者と役者の目と目が合ったところで起こってるのだ)。
ほんっと、くだらねぇぇぇぇ!
でも、観ててほんっとに楽しいんです。

芝居って、ほんとうに、素晴らしい。観るのも、演じるのも、面白い。幸せな50分でした。

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