2006年10月22日日曜日

田上パル 報われません勝つまでは

80分間ノンストップの体育会男芝居。

作・演出のネライ通り、暑苦しく、すがすがしかった。

「泣いて笑って喧嘩してぇ~」と、ど根性ガエルのテーマが流れそうな、昼に見たsmartballと同じくらいどってことのない筋書きで、しかも、テーマも「泣いて笑って喧嘩してぇ~」。
戯曲の構造も、割と現代口語演劇の教科書に則った出はけの1幕もの。
しかも、役者、最初から最後までほとんどムダに声がでかい。

これで全編観客を置き去りにせずに突っ走れる技量は高い。作・演出・役者含めて。

で、この舞台終わった後、アツくダメだしミーティングとかやってるんだろうな。とも思ったりして、それも暑苦しい。
夏とか梅雨時の上演じゃなくて、よかったです。

この土曜日、smartballと田上パル、2つ良い芝居を観た。
持ち味はぜんぜん違いますが、両者ともに、現代口語演劇に収まらないものを意志として持っていて、そこに見応えがある。

でも、さすがにこの2つを同じ日に観るのは無理があったようで、日曜日には疲労困憊していました。

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