実は、仏像を見た後に、出光美術館で伴大納言絵巻を見てきました。上・中・下、計三巻。
上巻にたどり着くまでに1時間半並んだ。
ま、そこで順番ぬかしするおばさんとか、「こうしたらもっといい筈だ」と主張してるけど結局自分の不愉快を事もあろうに罪の無い警備員のおじさんに当り散らしてるだけのおじさんとか、そういう人々が続出していたわけですが。
おかげで、小生、宮沢章夫さんの本をあらかたそこで読み終わったのですが。
まあ、それはともかく。
絵巻物って、思ったよりも短いのだった。
フランスで見たノルマン・コンクエスト絵巻はやったら長かったが、伴大納言ものは、何だかあっさりしている。しかも、余白が多い。余白で見せる。 きっと、そういう間を取って、読み手の人が「いやー、実はこの裏ではこんなことも起こってましてね」とか、説明してたんだろうか?
そもそも。絵巻物。何時間くらいかけて、どうやって読んだのだろう?一人で読むのか、大勢で、弁士もつけて読むのか。
途中休憩は入るのか?
そっちの方に想像力が飛んでしまって、どうも、芸術的価値云々とか、赤外線で絵巻を焙煎したら新しいものが見えたとか、そういうのは、全部忘れました。
絵巻物の正しい読み方。知ってる方、今度ゆっくり教えてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿