2006年10月8日日曜日

ハイバイ 無外流津川吾郎

スカスカな作り方。
空間を埋めようとしない舞台美術があるように、
時間を埋めようとしない芝居があってもよい。
それは、一種力が抜けてて、良い。

が。
「シワを書いているから老人だ」
というのは、本人が考えているほど面白くない。
「シワがなくても老人だ」
とひたすら言い張る方が余程面白かっただろう。

津川役の「マンガチックに老人のような」台詞の言い方も面白くない。普通に喋って、「老人です」と言い張った方が余程面白かっただろう。

老人組は、この「書いた皺」に拘束されたせいか、窮屈な感じがした。
若者芝居組は、その制約がない分、(ひょっとすると相対的に)面白い。「こんなやついねーよ」と思うのに、面白い。

ですので、
「志賀ちゃん☆セブンティーン」
いつもの志賀さんで台詞言わしてください。
あと、作ってる人が面白いからと言って、五分刈りにしたり頬紅ささせたりしないようにお願いします。
でも、三つ編みで出てきたら歓喜の涙かも。

結論。今回だけでは判断つかず。次回志賀ちゃんに期待。

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