2010年9月28日火曜日

マドモアゼル・シネマ 赤い花白い花

18/09/2010 17:25

久し振りにこういう「正統派女の子ダンス」観たなー。

一列に並んで電車ごっこしたり、面切ってにこやかな顔見せたり、レビューもどきになったり着替えたり。これにもうちょっと「女の子」物語のテーストが加わったら一発不合格なはずなのだけれど、そうなる手前でこらえる。あるいは、一つのモチーフがあってそれで繰り返し遊んだりする中で、過剰にならずにその手前で抑える。そういうところに、構成のバランス感覚を感じた。

終演後当パン読んだら、案の定出演していない方が振付してらしたので、道理で、と納得。

が、ただし、だ。「一歩手前で抑える」ということは、過剰感やはみ出すものが出てきにくくなるということで、実際、1時間通して観ていて、眠たくはならなかったけれど、突き抜けた感じはなかった。バランスの中でかわゆく収まった感じ。それはそれで文句のつけようはないけれど、せっかく、この人たちが1時間身体を動かしてくれるのを拝見できるのなら、もっと違うものも観られたはず、と思ったりもする。具体的に何を期待しているのかは分からないけれど。でも、もっと、思いもよらなかったようなもの。

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