22/04/2010 武蔵小金井四谷怪談のアフターなんとか
フランス語、観客参加型、日本語字幕付き。フランスの40を超える場所ー小学校、病院、友人宅、公民館ーで、子供を前に上演してきた山内健司氏の一人芝居の日本初演。
すげー。余裕の立合いで劇場をグリップしながら、一瞬でも目を離したら切るぞという気迫みなぎる。「現代口語演劇」の立ち上がりから洗練までを身をもって創り上げてきた役者が、フランスのガキどもの前に丸腰で立って「どーだ」とばかりに他流試合。そこで負ってきた無数の生傷が、笑顔の奥にうかがえる殺気の源か。
日本語の雀、フランス語の雀。視線の仕様も反応の仕様もまったく異なる中で「共通のなにかを見つけられるかられないかのきわめて狭いパス」をくぐっていく。ほんと、すげー。
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