2009年10月26日月曜日

東京デスロック ロミオとジュリエット 日本版

24/10/2009 マチネ

キラリ☆ふじみで今日は一日デスロック。いや、正確には朝一番は岡崎藝術座観て来たのだが。まず日本版。

デスロックを観て、初めて泣いた。今までも、グォーッと来たり、ぐわっと来たり、うへぇー、と唸ったり、そういうのは何度もあったけれども、今回は泣いたよ。ロミオがジュリエットの元へと缶コーヒー抱えて急ぐシーン。劇場と舞台とロミオの視界と宇宙の彼方がいっぺんに見えて、びっくりした。

「蜜月期」で初めて拝見したアイディアが、アイディア一発勝負の域を遥かに超えて、「これしかない」という顔をしてロミジュリの中にがっちり場所を得ている。

また、役者の身体とテクストが同時に舞台の上に在ることを、どうやって、「刺激的であり続けながら」かつ「そういう意識を持った経験のない観客でもついてこれるように」その劇場内で共有できるか、そしてそれを「その場にいるみんなが楽しめるように仕立てるか」という課題をきっちりこなして、かつエンターテイニング。

夏目氏も引き続きエンターテイニングだが、なんといっても中林舞、見せ方を心得てるというか、なんというか、(ずるいよな、って言っちゃいけないかな?)マスク取った顔は、(狙ってただろ!)美しくて、そこでもちょっと涙出そうになったのだ。

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