2009年10月26日月曜日

「チャイニーズスープ」稽古見学

21/10/2009
元祖演劇の元いき座と龍昇企画の合同公演「チャイニーズスープ」の稽古場見学。
これは、なんだか、とんでもなく幸せな芝居になりそうな予感。お奨めですよ。

土井さん70歳台、龍昇さん(たぶん)50台、柴氏20台、(ちなみに作者の平田オリザは40台)。野郎3人の稽古場に40台の中年男参上。丁度本読みから立ち稽古に移るタイミングで、台詞の入り具合、入り方、出し方、曖昧なところの処理の仕方に土井さん・龍さんのキャリアが出て、大変勉強になる。

こういう面子の稽古が「勉強になる」というとなんだか堅苦しいけれど、見ていて、まず、とっても面白い。土井さんのお話がとっても面白い。それだけで十分エンターテイニング。加えて、龍さんのあいのてというかそういうものも面白い。下手すると、柴氏の演出なしでも十分面白い芝居が出来てしまうだろう。いや、もっと言えば、この稽古場見せてもおカネとれるね。

それじゃあ演出はなにすんの?と言われかねないことを意識してかせずしてか、柴氏のコメント・演出プランもガチンコで、まだまだ稽古前半だけれど面白くなりそうな予感たっぷり。そもそも、土井さん、自分より45歳年下の演出家の芝居を楽しんでいる。45歳年下って、僕にはまだそんな人は存在していないので、本当の未体験ゾーン。すげえ。

自分がちょっと関係しているから、というのもあるけれど、こういう芝居こそ、老若男女、幅広い層が楽しめるんじゃないかと思う。若いカップル、お年を召したカップル、昔からの友人、中学に入った子供と2人で、引退した両親と、あるいは家族みんなで。どんな観客を想定しても、きっと面白い。観終わった後、色んな話ができるよ。

http://www.komaba-agora.com/line_up/2009_11/ikiza.html

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