2008年10月25日土曜日

いいむろなおきマイムカンパニー from the notebook

24/10/2008 ソワレ

うわー、おもしろーい、と、素直に楽しめることの出来るパフォーマンス。
こういうのを、小学校高学年くらいの子供と一緒に見に来ると、きっと、とても舞台を観るのが好きな子供が増えるんだろう、と思う。

とはいっても、その裏にある技量はお子様向きどころかとっても高くて、むむむとうならせる。以下何行かネタバレですが、でも、それを期待して是非アゴラに足を運んでいただきたいという思いで、敢えて記します:

・ 1人ストロボ
・ 地面に倒れる時はお定まりの身体バウンド(それが上手い!)
・ 6人その場走り、でも、舞台上で回っちゃいます
・ 大人が本気でやる電車ごっこ、「崖落ち」ついてます
・ 金魚ばちのなかはどうなってるのかなー?

前半の50分間は息つく暇もなく過ぎて、ただただマイムの世界に引っ張られていく。

難を言えば、いいむろ氏の力量が突出しているからなのか、1対5のシーンが圧倒的に多くなってしまって、中盤以降、単調に感じられた。もう少し変 化のある構成であれば、もっともっと面白く、1時間半まで一気に見せられるのではないかという気がした。ラスト近くのノートをモチーフにしたシーンも、 ちょっと時間を引っ張り過ぎな気がする。

本をいじるシーンには、下町唐座の「さすらいのジェニー」、コンプリシテの "The Street of Crocodiles" もそうなのだけれど、僕はいつも心を動かされてしまって、今回も、実は、あそこで終わってくれたらなあ、という気がしていたのだ。

とはいえ、こんなカンパニーが関西にあるんだ、というのが分かってとても嬉しい。是非またアゴラで観たい。

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