06/10/2008 ソワレ
「額縁劇」というアイディア自体はけして悪くなくて、実際、幕が開いて最初に役者が出てきた瞬間、「メークからしてまるっきり絵画の登場人物なりきりですか!」と驚いたのだ。
でも、美術館に行って一枚の絵を1時間半見ることはないだろう。たとえその額縁の中の絵がゆっくりと変化するからといって、やっぱり、15分以上1つの額縁の中を見ている事はないだろう。
だから、額縁を1時間半観させるのは、はなから無理だったのではないか。と、途中、何の臆面もなく眠ってしまった言い訳ではなく、思う。奥行き 30cmの舞台ですれ違う時の、あのなんとも二次元劇団エジプトな動きはとても滑稽で面白いのに、次に役者がすれ違うまでに20分も待たなきゃならないの は苦しい。
「タンタジルの死」の戯曲そのものもそもそも一本調子で、90分観続けるのもつらかった。
前回アゴラで観た「小平次」は面白かったのだけれど、鵺の会、次はどう出る?
0 件のコメント:
コメントを投稿