ダラダラ駄弁芝居1時間10分、とチラシにあって、それに魅かれて王子まで出かけたわけだが、その看板にほぼ偽りなし。
例えて言うなら、がんばれタブチくんのヤスダのヘロダマのような芝居だった。
ヤスダのボールは、「打たないでください打たないでください・・・」とお願いしながらへろへろと打者に向かって飛んでくるのだが、この芝居は、
「引かないでください引かないでくださいでもマジでとるのはやめてねでも引かないでくださいでもマジじゃありません」
と観客にお願いしながら、ヘラヘラと進む。
でも、その割には、時間を区切って1日飛んだり、1年飛んだり、100年飛んだりするんだよね。それでは、お願いされてもかっ飛ばしたくなるかも。
このテのへろダマ芝居そのものを否定する気は全く無くて、どちらかといえば剛球一直線のクサい芝居よりは余程可能性がある気もする。が、工夫の仕方を間違えると痛打を食らう。
少なくとも、初球、幕前の舞台上からのアナウンスは、抜ききれずに打ちごろに力の入ったタマがど真ん中に入ってホームラン打たれるパターンだった。
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