2007年2月17日土曜日

ちくは ダンス・パタン・ランゲージ

面白かった。

① アゴラの内壁を白いビニールの膜で覆って、ジッパーで蓋をする。その中に観客は座る。あとからパフォーマー入ってくる。
こんな使い方もあるんだな、と、まず、面白い。
② 色々あったが、何と言っても「切り餅大王(女性ですが、『切り餅女王』ではインパクトに欠けるので敢えて『大王』と呼びます)」が面白い。直方体の見せる表情が
③ そして、最後には、その切り餅を包む大きな切り餅「メタ切り餅」がプシューと萎んで終わり。

いやー、面白かった。といっても、本当に、子供が見て「おもちろかった」というのと同じくらいのレベルなんですが。飽きなかった。

役者が色んなところにいて、観客の意識を分散させることはかなり意識的に行われている。それも、観客に空間全体を意識させるという意味で、効果を挙げている。
ビニールの膜を引っかく音や衣擦れの音は非常に意識されていて、それがまた面白い。それも、空間を「局部的に」満たすものとしての「音」を意識するきっかけになる。
音楽も、黒ガムぺりっの音やハンガーのきしむ音のその場サンプリング、フィードバック、ベルのハウリング、など、飽きさせない。たまにパフォーマーでなくて音楽の人を見てしまう。

という訳で、テクニカルなことはともかく、飽きずに拝見いたしました。

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