2007年2月22日木曜日

ク・ナウカ 奥州安達原

21/02/2007 ソワレ

当面活動休止なんだそうである。週末から千秋楽にかけて予約がいっぱいで、やむを得ず平日ソワレにお邪魔する。
駒小で寝転んで観れた冥風過劇団とはエライ違いである。

文化学園の体育館を使った特設ステージ。僕は最後列の席で、ああ、この日もひょっとすると入れなかったのだなぁ、チケット売れているんだなぁ、と納得。
舞台、大きな三角のステージは何となく駒場小劇場のデカ平台を思い起こさせる。舞台客席を囲む白い糸で編んだバリアの向こうに、バスケットボール のゴールが見える。この、開いたような閉じたような空間は良い。客席もフットボールスタジアムのように競りあがっていて、見やすい。

で、奥州安達原だが、これが、面白かった。冥風(19歳ながらにモロ訳が分からず拒絶してしまった)→ミヤギサトシショー(これもちょっと「色物」な先入観をぬぐえずその後ご無沙汰)→ク・ナウカ(今回初めて観る)、と来て、
あぁ、こんなに自身と余裕を持った、王道のパフォーマンスを見せ付けるとは、と驚いた。

当日パンフにもあったが、物語は大変入り組んでいて、かつ岩手の台詞は標準語で無いので、何いってるかわからん。
が、ムーバーはそんなこと構わず動くので、それを観ていれば面白く観れる。
要は、物語を追おうとしても土台無理なので、瞬間瞬間の役者の動きを追わないと、あるいは、語り手の抑揚をよーく聴かないと、途端に眠くなってしまうということなのだ。
こういう、教養背景ラッダイトのような振舞いは良くないかもしれないが、僕は良くない観客なのだから、と開き直って1時間半。満喫した。

美加理さんの動きにも、他の役者が静止しているところにも、大根芝居には無い意図がきちんと行き渡っているところが安心して観れる。
そして、あれほどダイナミックに物語が進んでいるのに、そして音楽も声のオーケストレーションも入るのに、総じて、時間が静かにうねっていく。このうねり感も心地よい。

これまで観てなかったのが改めて後悔されるが、次はやっぱり10年後なのかも。

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