2007年2月19日月曜日

青年団 ソウル市民昭和望郷編

18/02/2008マチネ

キラリ☆ふじみマルチホールには初めてお邪魔した。
ふじみ野の駅からバスで15分ほど。遠い。
空が広い。

上手最前列から舞台の方を向くと、出入り口を通して、向こうに池が見える。客席から自然な姿勢で池が見える劇場、というのも実は初めて。それはそれとして。

客入れ中、渡部香奈が下手から出てきて、上手にはけるだけで、面白い。役者の身体と意識の所在に興味を抱かせるのが非常に上手な芝居である。

この芝居、去年から数えて3度目だが、本当に何度観ても良い。
何度観ても発見があるのが面白い。でも、そのためには何度目であっても一生懸命見なきゃならない。そうするとそれに応えてくれる。素晴らしいオーケストレーションである。

かなり役者にストレスのかかる芝居であるにもかかわらず、何度観ても、「観客に見えない部分」が大変多く残されている。はず。
演じている役者にとっても、自分のしてることが観客に見えているか、自分の台詞が観客に聞こえているか、それは、実は、余り意味のないことで、そういったヒミツを無数に織り込んだ空間が、とても贅沢に感じられる。

とても幸せな芝居。帰り道横田君にあって、駅までクルマで送ってもらいました。よこっち有難う。君と話が出来たのもちょっと幸せだった。

0 件のコメント: