2007年2月25日日曜日

アトミック・サバイバー ワーニャの子供たち

24/02/2007 マチネ

正直に言えば、失敗している。

「事実を伝える」ためであれば芝居にする必要は無い。
本の内容を伝えるためなら本を紹介すれば良い。
このパフォーマンスをムリヤリ演劇だと言い張る前に、「これは演劇ではない」と開き直った方が正解だ。

冒頭のモノローグで、各役者の出自が凄く明らかになったのは面白かった。
福田氏、後から読んだらチェルフィッチュにも参加したことある良し。道理で。面白いし、身体の動きも意識が行き届いている。でも、時々台詞滑ってなかったか?
永井氏。良し。さすがです。でも、小生上手最前列に陣取っていたところ、自分の2メートル先でモノローグには参った。目が合わないように始終目を 伏せて聴く。すると、何と永井氏、サラリーマンのモノローグなのに舞台屋の雪駄を履いている。きっと足底は自転車のチューブに違いない。あぁ、オレは一体 何を観ているのか?
野村氏。途端に新劇。達者な新劇。
谷川氏。新劇プラス、といった感じか?

後は省略。
「原発ジプシー」だけは読んでみようかな。

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