29/01/2010 ソワレ
久し振りにお邪魔したゴールデン街の月末劇場、今回は角替和枝さんに田根楽子さん、吉橋航也さんを加えて、竹内銃一郎作「眠レ、巴里」。
なぜか観客として集中できず。こういう微妙な芝居はきちんとした状態で観ないと、演技者から「こっちこっち」という媚を売ってくれないから、物語のプロットにばかり引っ張られて難しくなってしまう。もったいない。また、役者には申し訳ない観客になってしまった・・・
角替・田根姉妹という妙齢シスターズの組合せも、妙にリアルさが勝ってしまって、つらい。このリアルさがよい、という方ももちろん居ると思うが、結構、笑えない。もっと年齢の行かない姉妹なら「バカだなー」で済ませられる部分もあって救いになるのだが。そういう、何だか芝居と関係ない「少子高齢化」とか「高齢層の貧困化」とか「ソーシャルインクルージョン」とか、そんなことばかり考えてしまったのだ。
あぁあ、何でそんな精神状態だったのだろう。劇場に居る時くらい、もっと役者の動きだけに集中していれば良いのに。本当にもったいない。
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