20/01/2010
アゴラ冬のサミットのワークショップ第三回。
「ドラマターグ」野村政之氏が講師。自称ドラマターグの人ってあんまりいない。他称でもあんまりいないけど。
ドラマターグってのは諸条件(作者・演出家・役者・舞台美術家・制作等々)を所与のものとして、その上で無任所の人としてその芝居に関わる人だという前提で。
「所与の」テクストに対する自分の取り掛かり方が、チューニングを変えてみることによってどう変化するかを試すレッスン。
3時間半を越えるワークショップだったにも拘らず、野村氏曰く「やりたかったことの3分の1しか出来なかった」。うむ。確かに。
テクストに対する色んな光の当て方を試してみて、所与のテクストから今まで気付かなかったエッジ、陰影が立ち現われるところまでは(おそらく)到達した。次はそれを現場に晒すことで、どんな化学反応が起きて、何が生まれてくるのか、ということになるのだろう。そこまでは時間が足りなかった。確かに。
僕はかなり興奮した。と思う。どんどんニョロニョロと、周囲お構い無しにいろんなイメージが浮かんできたから。が、それは、
a. 他者のアイディアとどう溶け合うかというのとはまったく別物である
b. 他者から見て面白いイメージかというのとは全く別物である
要自戒。もっと周りを見て。その発見の驚きこそがワークショップの真髄だし、これまでもそうだった。
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