2009年9月14日月曜日

青年団プロジェクト公演 青木さん家の奥さん

12/09/2009 ソワレ

客入れのときから、席が隣になったご夫婦が、
「あれ、あのビールケースは中ビンだよ。みんな中ビンかな?」
「いや、あっちは大瓶よ」
「いろいろあるんだな」
「あれ、ビンの中みんな入ってて、芝居しながら端からドンドン飲んでいったら面白いな」
「あの、あそこにおいてるビンは、あれは、重石になってんのかな?かざりかな?デザインだな」
「なんか、砂みたいなの入ってるわよ」
「あ、ほんとだ」
「この曲、いいよね」
みたいな会話を続けてらして、僕はもうそれだけで劇場の中に居るのが嬉しくなって、涙出そうになったのです。

芝居の方も文句なく面白くて、なんだか、平田オリザは、これまで20年間、「静かな演劇」なんてぇ旗印をうっかり掲げちまったばっかりにずっとやりたくてもできなかったことを、「南河内との合同企画」にかこつけてここぞとばかりにやっちまったんじゃないか、という気がした。
掛け値なしに、客入れの時間も含めて楽しいときを過ごしました。

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