2006年11月4日土曜日

新宿梁山泊 風のほこり

十何年かぶりに浅草木馬亭へ。当たり前かもしれないが、周りの風情は変わっていない。
そういえば、梁山泊も十何年かぶりだ。吉祥寺東口のビルで六平さんが旗を振っていた芝居以来。

六平さんも、14年ぶりの梁山泊だそうだ。登場するときに「むさか!」とか、「待ってました!」とか、でるかなあ、と思ってましたが、出ませんでしたね。この日は。

この芝居、「アングラ古典芸能」というにはすこうし乱暴さ加減が足りず、センチすぎ、汗と血と土の臭いがしてこない。でも、それをもって梁山泊が十何年か前より詰まらない、ということではない。十何年かとしを取った僕にはちょうど良い塩梅でした。

ついでながら、唐さんの戯曲を舞台で見る度に、李麗仙・緑魔子・金久美子・(あと、唐さんの芝居じゃないですが、銀粉蝶)以降の女優は苦労するなー、と思う。今回も例外ではない。まるでマックス・ローチとトニー・ウィリアムズ以降のジャズドラマーのようだ。

0 件のコメント: