2009年12月20日日曜日

ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ 神曲 天国篇

19/12/2009

西巣鴨、創造舎に設けられたインスタレーション。
「標準鑑賞時間」5分とあるが、これ、「5分もすれば飽きる」のか、「5分以上観ているのは(いろんな意味で)耐えられない」のか、「5分以上観ていると入場待ちの行列が伸びる」のか、分からないけれど、結果的に僕も場内にいた時間は6-7分だったと思う。

当日券で入った娘曰く、「Pretentiousだった」。プリテンシャスって、なんですか?
辞書を引くと「もったいぶった」「仰々しい」そういう意味だそうです。勉強しました。

これ自体はつまらなくはない。でも、これだけを西巣鴨まで観に行くのはどうか、という気もする。他の力強いインスタレーションとともになにかの展覧会で展示されていたら、そのとき、この天国のインスタレーションは負けないぐらいに面白いのだろうか、というと疑問もわいてくる。それでは、カステルッチの神曲三部作のコンテクストの中に位置づけたからこそ面白いのだ、と言ってしまえばよいかといえば、そういう縦軸は残念ながら思いつき以上のものとは感じられない。

そこら辺の「コンテクストがあるんですよぉ~」みたいなのが、僕にはプリテンシャスに思えてしまった。

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