2009年12月13日日曜日

岩下徹 放下22

07/12/2009

ぐぅの音も出ない、とはこのことか。
その瞬間・地点にいる事。観客と時空を共有すること。交感すること。
身体が動くこと、動かないこと。
空間を支配すること、すべること。
それら全てを自覚しながら、次の瞬間に集中し続けること。

確かな技術と精神力の裏づけがあって、そこへの静かな自信も感じられる。根拠のない独りよがりなものではない自信もありうる、というのが、ダンスの最中にも、ダンスの後のお話からも、感じられる。

パフォーミングアートって本当に真摯で素晴しくあり得る、ということにたいして信頼感を確かにする機会だった。その場に居合わせることが出来た幸せを噛みしめる。一週間たっても、思い出すたび興奮する。

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