2009年12月6日日曜日

山海塾 卵を立てることから - 卵熟

05/12/2009 マチネ

お坊様が踊っていた。四体の仏像様が踊っていた。
卵に関して色んなことがあったけれども、結局のところ、卵とお坊様は永遠ではなくて、仏様は永遠である。なんだか、そういうストーリーを作ってしまった。

舞踏を観るのであるから、そんな陳腐なストーリーに嵌めないで舞踏手の動きを観ていれば良いのだけれど、特に前半は舞踏手が遠くて動きが微細で、しかも絶え間なく水の落ちる音(いわゆるアルファー波?だっけ?)かつ音楽が電子音の繰り返しなので、ストーリーを編まないと眠くなる。ストーリーを編んでも眠くなる。舞台が動かないので、僕の脳内でストーリーが暴走し始める。

以上、上演中(前半)「眠ってしまった」ことへの露骨な言い訳です。

後半のカタルシスを知ってしまった上で言えば、前半眠ってしまったのは口惜しい。もう一度機会があれば、と思う。でも、体調次第ではやっぱり眠ってしまうだろう。そういうものなのかもしれない。また、前半眠いからといって、この出し物が退屈だというわけでは全く無い。「どうだった?」と聴かれたら、素直に、「前半寝た。でも、すっごく面白かった」と言います。

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