2009年7月27日月曜日

青年団国際演劇交流 Kyotonomatopee

24/07/2009 ソワレ

青年団にフランス人演出家、というと、ちょいと眉にツバつけてかかんなきゃ、と、この1ヶ月くらい考えていたのだけれど、失礼しました、とても楽しい1時間でした。

筋立てとか台詞とか、「人間は話す動物に過ぎないのではないか?」とかいう前説は要らない。そういう理屈っぽいところに拘ってしまうとこの公演は楽しめないだろう。鈴木智香子の声の響かせ方とか音程のコントロールとか、二反田幸平の動きとか、音程のバランスとか、古屋隆太の顔の動きとか声の切り替えとか、そういうのを一生懸命観ているだけで、すぐに時間が経ってしまう。スキットの切り替えも、全体のリズムを良い感じで生み出して良し。本当はもっと観ていたかったのだけれど、3人でこの酷使振りでは60分が限界か。

柴幸男の「御前会議」を観た時も、台詞を歌うってどんなことだろう、と改めて考えたけれど、これだけ開き直って、「全部が鳥の歌みたいなもんなんです」と見せられてしまうと、またちょっとだけ考えてしまった。

0 件のコメント: