11/02/2010 ソワレ
初日。「ダンス・パフォーマンス的」かー。うまいこと言うもんだなー。
モモ・コンを初めて見たのは横浜の野外のこたつパフォーマンスで、それ以来ほぼ欠かさず拝見しているのだけれど、毎回、そう、毎回だ!変に突き抜けようとしないが故のとっつきやすさ・愛らしさと、奇跡の瞬間0.1秒前ですーっと顔を逸らしてしまうような、そんなちょっと照れたような感覚が共存してる気がする。例えていうなら、ありがちなラブ・コメで、好きあった二人がすごーくいい雰囲気になって「こ、今回こそ!」と思ってたら、妙な邪魔が入って、続きはまた来週。それが毎週繰り返される、みたいな。
この間合いを心地よいと感じることももちろんできるし、実際、心地よいから毎回拝見してしまうわけなのだけれど。でも、僕は、1年にいっぺんでいいから、奇跡の瞬間が見たいです。
2009年には、サイモン&ガーファンクルが流れる中、ぎたろーの上で川崎さんがゆらゆら揺れた瞬間、奇跡が起きたと僕は思った。奇跡は、必ずしも速度の果てに起きるものでも、激動のドラマの末に起きるものでも、祈りの結果として起きるものでもない。時として、何かの弾みに、ぽんっ!と現われ出るものなのではないかと思っている。だから、もっとどうしろこうしろ、ということは言えないんだけど、わがままなお願いとして、そのせまーいウィンドウを、狙い続けてほしい。
「みなさまの拍手が私たちの音楽です」では、隣の方がまったく拍手してないので心配になったが、実は顔は笑っていて、時々大受けしていたので安心安心。研Q以来、ネタとキレに磨きかかった。
ツレはラストのダンスのシーンでちょっと涙出たそうだ。本当はそこに奇跡が落ちていたのかもしれない。ツレは多分、それをめざとく拾ったんだろう。
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