2006年9月16日土曜日

風神雷神図屏風

出た、「かぜひいてまんねん」、の風神様。
こいつはいっちょ見ときますか、という位の軽ーい気持ちで参りましたが。

ブン、と来た。

俵屋宗達。すごい絵描きなのかどうかは勉強不足で知らないが、この風神雷神図はすごい。ガラス窓の向こうで風が吹いているのを感じた。

って、クサい役者のクサい演技に騙られて吹いてもいない風を感じる(と勘違いする)アホな客のようだが。でも、そんな風に感じたのだからしょうがない。玄人の方、どうぞ笑ってください。

こんな絵が初っ端に出てきては、後に出てくる絵は分が悪い。光琳の風神雷神図、何だかうっすらとちんまりまとまって、風、やみました。抱一になると、これではどっちかというと薬屋の登録商標に近い。こりゃ最初の一枚だけかい、と思った矢先、

気合の入った紅白梅図。息を呑んだ(本当に、我ながら陳腐だと思うが、本当に息を呑んだのだからしょうがない)。抱一の気合みなぎる。いや、しか し一層気合みなぎると感じたのは燕子花図。商業デザイナー抱一の面目躍如、画面を斜めに突っ切る流しソーメン!!そこにグサグサとぶっきらぼうに、おしゃ れに立ち並ぶ花々は!
抱一のこの割り切りは、風神だの雷神だのを寄せ付けないモダンな眼のなせる業かと。

で、一体尾形光琳というのはどんな人なのか?ほんとーに、勉強不足ですみません。宗達以降3人並ぶと、何だか影の薄い次男坊みたいだが、いやいやどうして、
出口に一番近いところの掛け軸3点セット。布袋と松・梅、ああ、こんな絵が欲しい。と思ってしまう。すごい切れ味です。

いやいや、本当にすばらしい絵って、あるんですね。
時間のある方は絶対、ない方も是非時間を作って、どうぞ。
息つく間を与えない、すばらしい展示だったと思います。

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