2007年8月27日月曜日

リベールテアトル La Collection

26/08/2007 マチネ

この芝居、観終わって、うーん、とうなってしまうのは、

・やっぱり日本語とフランス語では、「会話」って成り立たないんじゃないか、と思ってしまったから
(ツレによれば、異言語でもコミュニケーションは成り立つのであって、問題は、どの言語を使うかじゃなくて、単に台詞の頭に"わざと"間をとって、しかもそれが成功していないことにあるらしいのだが)
僕は、日本人とフランス人が英語(原語)で演じても良かったのでは、と思いましたが。

・この話を「男3人に女1人が絡む」を見せてしまった時点で、「説明的なリアリズム劇」に陥ってるんじゃないか、ということ。
・この、両刀遣い3人とヘテロの女性1人という組み合わせ(要は、4人の間でどんな関係も想定しうる)がそもそもあるのなら、そういう風に、もっと何が何だかわかんなくても全く構わないんではないか、ということ。

・そもそも最後に種明かしじみた台詞が入って興ざめなのは、戯曲そのものが1961年に書かれた古いものだからか?いやいや、そうじゃなくて、もっと説明的でない終わり方もあったんじゃないのかい?演出の部分で。

うーむ。いずれにせよ、「不条理劇」ってなんなのだろうか?別役・ベケット・イヨネスコは不条理だけど。でも、これは、なぁぁ。ちょっと、退屈だったかな。1時間ちょいの芝居にしては。

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