2009年5月16日土曜日

14歳の国 千穐楽

04/05/2009 ソワレ

もう2週間近くも前のことになるのだけれど、忘れる前に書く。
千穐楽の日になっても、13時半集合で稽古。まぁ、稽古といってもそんなにかっつりがっつりでは最早無いが、やっぱり、邦生くんとコージくんは試したいことがいーっぱいあるみたいで、こいつら、やっぱり業の深い人たちだ、とつくづく思ったことである。

お客様は大入りで、かつ、前日コージ君とたまたま出くわした宮沢章夫さんがいらっしゃるということで、楽屋は明らかに緊張していた。いや、いつも緊張しているのだが、それよりもおそらくちょっとだけ緊張していた。もしかしたらいつもリラックスしていて、まるっきり緊張していなくて、それが、ほーんのちょっとだけ緊張したのかもしれない。ま、そんなことはどうでもよくて。

終演後、アゴラまで立ち話もなんだから、ということになって、ほぼ自然発生的に宮沢氏×杉原邦生のトークがアゴラ1階ロビーで始まって、そこで聞いてる人たちは「なんかもったいないから」客席に残ってる朝日カルチャースクールな聴衆じゃなくて、ほんとに聞きたくて残ってる人たちで、だから、

僕はシュトゥットガルトで弘前劇場を見た後に現地のおじさんとたどたどしい英語で芝居や家族の話をして、そこに長谷川氏も加わって大いに話が盛り上がった時と同じような幸せな感覚を思い出したのだけれど、

後日宮沢氏のブログにもヨーロッパを意識したコメントが載っていて、それじゃあ、あの時のちょっとした幸せ感はちょっとだけでも共有できていたのかなぁ、と思った次第。

ポケットからタバコを取り出したら一緒にユキのひとひらがぽろっと落ちて激しく動揺したこと以外は、芝居のことは覚えていません。さすがに10日も経つと。

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