30/05/2015 ソワレ @Hampstead Theatre
軽ーいタッチで短いスキット(というよりも、小咄)を24個繋げたエンターテイメント。どこまでエンターテイニングと感じられるかは人によるだろう。
Michael Fraynによる掌編集はすでに出版されていて、それを舞台向けにアレンジした由。
少なくとも僕にとっては、ぬるくて、大して面白くない小咄芝居。やはり事前情報に限りがあると、こういうこともあるだろうな、という感じ。
ただし、Hampstead Theatreには18年ぶり、改装後は初めて来たのだけれど、とても良い感じの空間だった。
ステージゲート前のバースペースも素敵だし、なにより、中の空間が可動式なのが良い。この芝居では完全円形舞台が出来ていて、客席もきっちり囲み客席。
舞台中央のせり、回り舞台も含めて、ずいぶんと使い勝手の良さそうな劇場だったなぁ。
どんな風にぬるかったのかを、備忘もかねてメモしておくと:
・冒頭、円形舞台の説明に5分掛けて、一方を向いて演技すると後ろが気になるから振り返って、左が気になって右が気になってくるくる回って、さて、下手にはけるって、下手はどちらかしら?
・明転すると客席に2人役者がいて、「あれ、休憩なんじゃないの?電気着いたし」「しーっ、黙って。周りがみんなこっち見てるでしょ!」「いや、みんな周囲を伺って、もう薄々休憩なんじゃないかって思ってるんだよ、きっと」
・1000小節以上出番のない、オペラのオーケストラピットの奥にいる管楽器奏者の独り言
・隣で食事してるカップルが地名を言い間違えてるのが気になって仕方が無い話
・何百年か前に葬られた夫婦の妻の方が「眠れないわ」と夫に苦情を言う話
・とにかく電話が長い女性の話
等々。
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