2008年8月4日月曜日

キラリ☆えんげきっず

03/08/2008

尾倉ケント、島林愛、多田淳之介、岩井秀人の4人がリーダーの芝居ワークショップだなんて、生田萬氏の言葉を借りるまでもなく、なんて贅沢な企 画。子供よりもオレが自分でワークショップ参加したかったわい。ということで、その成果発表を観るべく東上線に乗って富士見市役所へ。

観終わった正直な感想は、「期待しすぎていたかな」。
もっと、子供たちの「ごっこ遊びならではのリアルっぽさの要求」が噴出する場を期待していたのだけれど、むしろ、「わたしとあそんで」という絵本 のフレーム(あるいは割り振られた役柄)にどうやって子供たちが自らをはめ込んでいくのか、というところのグラデーションがよく見えた印象である。

もちろん、子供が年齢に関わらずぐぐーっと舞台上の「ごっこ空間」に踏み込んでいく瞬間はいくつもあったし、Smile Kids のラスト、子供たちが鬼ごっこをしている時、いきなり前列で抱っこされていた乳児(推定5ヶ月)が舞台で起きていることにぐわっと反応して、マジで驚いた りもした。

リーダー4氏とも、持ち味をたっぷり出していたと思う。そう、4氏が持ち味を出しているということは、子供パワーに押し込まれる瞬間がどれくらい 今日の舞台上で生じたのですか?という質問に繋がるのだが、それはきっと、「学芸会風の」フレームを持った発表会の中で探すものではなくて、ワークショッ プの場でリーダー諸氏がしっかり受け止めていたのに違いない。ホールわきに貼られた写真が、「あー、うらやましい」な感じだった。「発表」よりも「創って いく場」の方がはるかに楽しいのは仕方がないか。

それにしても、夏目慎也、各チームに思う存分いじられて、きっと生田さんにもいじられて、愛されている。いや、ほんと、愛されるのに値するキャラならではの大活躍だった。

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