2017年4月23日日曜日

Pirates of Penzance

25/03/2017 15:00 @Coliseum

ギルバート・サリバンのコンビの人気オペレッタをENOで。オペラと言うには軽いかな。ヴィクトリア時代の作品をミュージカルと言うのもちょっと。ということでオペレッタ。
3階席、周囲は小さな子供を連れた親子連れ、孫を連れたお年寄り、お年寄り同士、等々、観客席の雰囲気も堅苦しい「オペラ」ではない。

筆者にとっては2000年のOpen Airでのプロダクションが、この「ペンザンスの海賊」の初見で、その時は、ただただおバカでご都合主義なプロットと、警官隊の剽軽な行進だけが印象に残っていて、肝心の音楽や歌はあんまり覚えていない。ギルバート・サリバンのオペレッタと言えば筆者は「ミカド」にとどめを刺して、あの、突飛なシーンでの超絶美しいメロディ群にはとても及ばないのでは、と思っていたのだが・・・

やはり一幕目はどうしてもピンと来ず。後半の「タラッタラーン」まで辿り着いたところで、ようやっとノれた感あり。大団円に掛けての盛り上げ方はさすがだけれども、うーん、前半からこれ位ぶっ飛ばしてくれていたらなあ、とどうしても思ってしまった。

しかしまあ、作品毎の差はどうしてもあるとはいえ、観ていて楽しめる作品であることは確かで、ヴィクトリア時代のドリフは100年経ってもやっぱり家族みんなで楽しめちゃうわけである。それは、とても喜ばしいことなのだ。だから、インパクト不足、美メロディー不足を恨む気持ちはさらさら無い。ま、敢えてギルバート・サリバンを観るなら、まず、ミカドから。とだけは申し上げたいですが。

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